ヒロインは、誰だ。

本当は現在14日です。

12日の日付で書いておりますが、違います。

何か突然、文章を書きたくなったので（笑


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　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊


こんな事は　初めから　誰も望んでなかったのだ


夜、みんなが寝たら部屋の窓開けて煙草吸おうか、
煙り外に出しちゃえば、気づかれないだろう。

もう、ダメ。横にずらせば、血が出るよ。
あぁ、でも、バンソウコウあるから平気か・・・


　　　　バタバタッ、、

父親の声が部屋に近づいて来る。
気配を感じた少女は、握っていた剃刀を急いで机の引出しの奥にしまい、本棚で本を探しているふりをした。


なんだ、こっちにくるんじゃなかったのか。


ホッと胸をなでおろす。安心したのか、邪魔が入ったのか。

目に溜まっている涙をトレーナーの裾で拭い、何事もなかったかのように部屋をで、リビングに座った。

勿論、手首は長袖のトレーナーで隠している。

誰も少女の変化には気付かない。


少女はまた、明るい女の子を演じ続ける。
　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　――――――誰か、気付いて。